jiji-meiさんの自分史詳細

2010年(平成22年) 4月 8日 (30歳)

「人生最良の日」
jiji-mei

「人生最良の日」なんて、言えるほど素晴らしい人生を歩んでもないし、どういう日の事を指すんだろうって思っていた。そんな私にも、これが「人生最良の日」なのかなと思える日があった。それは2010年4月8日披露宴の前撮りの日だった。
朝からホテルへ出向き、花嫁さんにしてもらった。入念にお化粧をしてもらった。主人は興味深げに鏡越しに私を見ていた。
最初は色うちかけ。親孝行にと、着物好きの母に選んでもらった。
今どきではなく、古風な朱色の色内掛け。私の実家の近くに桜の山があるため、桜は私の田舎のシンボルのような気がしていた。きっとそれは母も同じだったようで、朱色に桜と鳳凰の刺繍をあしらった色内掛けを選んでくれた。
庭園で撮影開始、色々な表情を求められ、主人と笑ったり、手をつないだり。
次に、白のウェディングドレスに着替え、教会で撮影。結婚式は教会でするのが、なんだかステキだと漠然と思っていたが、幼いころから剣道をしていた旦那は、挙式は絶対に和装で行うと言った。だから一生の中でウェディングドレス姿で教会に立ち入ることはないところだったが、カメラマンさんが融通きかせてくれ、教会で主人と腕をくんで撮影できた。
ここからロケに出発。目指すは桂浜。2人とも高知で生まれ育った。主人は海のまちで生まれ育ち、当然海が好き。私は山に囲まれた田舎で生まれ育ち、毎年夏に父が連れて行ってくれた海が嬉しかった。海は飽きない。海の近くに住めたらステキだなと子供心に思った事もあった。だから、海での撮影は、特に桂浜での撮影は楽しみだった。
白のウェディングドレスで撮影に向かうと、観光客の皆さんからも祝福していただき、幸せだなと思った。とっても楽しそうで、とっても嬉しそうで、とっても幸せそうな写真を沢山とって頂いた。
ロケはまだ終わらない。次は仁淀川へ。川沿いには少し葉桜になりかけた桜並木が、満開ではなかったけど、私の好きな緑色も混じった桜並木はそれなりにキレイだった。桜の中撮影をしていただいた。
続いて河原へ、これは主人の希望だ。鮎釣りが趣味の主人が、鮎釣りシーズン毎週のように通った仁淀川で撮影。普通に撮影した後、主任は全身鮎釣りルックに!!!そう、主人は鮎釣り人。主人の熱望で、その姿も撮影して頂いた。
日も傾きかけたけど、まだホテルに戻って、カラードレスに衣装変えし撮影が待っている。
クタクタの中、最後の撮影が終わった。
長い1日だった。この日、主人公は間違いなく私たちだった。アルバムを開くと、この輝いた時間がよみがえる。

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