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東海道を歩く(2009年5月|55歳)
2008年に、2回に分けて日本橋から三島まで歩いたので、2009年の5月連休には、三島から京都三条大橋までの長旅に出た。
名古屋あたりまでは日照りが強く、日焼け止めを塗りながら毎日35km前後を10時間~12時間くらいかけて歩いた。元々旧東海道は1号線をジグザグに行くうえに、道に迷ったり、近くの観光スポットに寄ったり、渡し船がないので近くの橋まで迂回したり、トイレを探したり、おじいさん、おばあさんと話をしながら進むので、思ったより時間がかかった。
でも絶景の富士山や新緑の山を右手に、紺碧の海を左に見ながら、美しいものを見て、おいしいものを食べて、土地の人の人情に触れて、昔の人の気持ちを多少でも味わいながらの長旅は、それはもう最高。毎日、メールで妻と娘たちに旅の様子を報告した。景色や食べ物にはうらやましがられたが、自分で歩く気はさらさらないようだ。
阿倍川手前の橋本屋のおばあさんには、自家製の阿倍川餅をたくさんごちそうしてもらい、息子さんやご家族の話を1時間くらい聞いて、お土産に安藤広重の版画(阿倍川渡り)までもらった。
新居宿水明館のご主人には車で浜名湖周辺を案内してもらい、有名な赤坂宿大橋屋旅館(創業350年の元大旅籠の老舗旅館)は昔にタイムスリップしたようだった。
名古屋を過ぎると3日間ずっと雨で、鈴鹿峠は下が落ち葉と苔でじゅくじゅくで、転ばないように細心の注意を払いながら、横目で「マムシに注意!」の看板を恐怖におののいて見つめながら、12日半かけて、ようやく京都は三条大橋に行きついた。
スピードと効率を追求する世の中で、昔の人のように足でしっかり歩き、途中の困難も一人で乗り越え、土地土地の人情に触れながらのほんとうに楽しい旅でした。
更新日:2010年8月21日|コメントする(0)




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